理事長挨拶

平成29年6月、八王子市における医療と介護に関わるすべての職種の協働のため、八王子市医師会が中心となり、「特定非営利活動法人八王子市民のための医療と介護連携協議会」(以下「八王子医介連」)が設立されました。
八王子医介連は、医療と介護に関わる様々な職種の代表が理事に就任し、八王子市民が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後までおくることのできる仕組みの構築を目的として活動しております。
活動内容は多岐にわたりますが、今年度は下記3つの取り組みに力を入れていく予定です。

①縦割りの活動に横断的な支援
八王子では多職種の係る類似事業(「認知症」や「口腔ケア」など)が数多くあります。同じようなテーマで、医師会、歯科医師会、薬剤師会、市役所(部・課ごとに)、保健所等が各々に研修会などを企画するため非効率です。八王子医介連では定期理事会での情報の共有、ホームページを用いた情報収集を行い、事業・研修会の統合や、対象者の拡大などを提案し、より効率的な活動が行えるような支援をしています。

②円滑な多職種連携の構築
多職種が交流する機会は増えていますが、職種間にはまだまだ壁があります。八王子医介連には、多職種に関する意見、要望、苦情の窓口の機能があります。直接言いにくい意見や捉え方によっては角がたってしまうような要望であっても、八王子医介連が間に入ることで、各職種へ適切に届けることができます。懇親会、勉強会などの支援も含め、円滑な多職種連携の構築を目指します。

③事務機能の支援
多職種連携事業において、事務機能を維持することは非常に困難です。有効な事業であっても、事務機能を負担することができずに終了してしまうものが多々あります。また、職種によっては所属団体が機能しておらず、連携網として不完全な場合があります。八王子医介連では事務機能等を一部負担し、事業や団体の支援を行います。

八王子医介連はこれからも八王子市民のために精力的に活動を行っていきます。引き続きご支援ご厚情を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。